先生とアタシの接点
席に着くと、すぐにお冷が出てきた。
「メニューちょうだい。」
絵里がテーブルの脇のメニューを指さした。
「アタシも見る!」
うーん…なかなか決まらないや…。
優人達何にしたんだろう…。
アタシは二人に聞いてみた。
「二人はもう決まったの?」
「もちろん。ざる蕎麦!」
優人は満面の笑で応えた。
優人嬉しそう。
結構グルメだもんね。
それに優人の友達が紹介してくれたお店だし…。
考えながらメニューを眺めていると、優人が口を開いた。
「天ざるもよさそうだなぁ…。俺天ざるにする!」
「優人チョイスなら間違いないよね?アタシも同じやつ!」
「私も~!」
「んじゃ俺も!」
みんな一斉に同じメニューに決まって、アタシ達は笑った。