先生とアタシの接点
「じゃ、おやすみ~」
お風呂から戻ってきて、部屋の前で絵里と別れた。
部屋に入ると、まだ優人も戻っていなかった。
絵里の体験談を聞いたお陰か、昨日みたいに変に意識しなくなった。
なんだかんだ言って、絵里はいつも励ましてくれる。
絵里のそういうところが昔から好き。一番の親友。
学校でもおしゃべりして笑っている時が楽しくてたまらない。
一生親友でいたいって思う。
…アタシは絵里の力になれているのかな?
絵里にとっても一番の親友だったら嬉しいな。
一人ポツンとした部屋で、ふと、そんな事を考えた。