先生とアタシの接点
博物館へ行ったり、カニを食べに行ったり旅行とは言えない旅行のせいもあって、夕方にはすっかり忘れていた。
気付いたのはついさっき。
何かねぇかな…。
達弥に聞いてみるか…。
考えながら達弥と風呂へ向かった。
「達弥~。女の子って何が好きなんだ?」
「あ~…甘い物とか好きっすね!」
食べ物になっちまった…。
「甘い物か…確かに好きだな。」
あの時…シュークリーム喜んで食ってたな。
「どうしたんすか~?」
俺は達弥に朝から考えていた事を相談した。
「それなら…二人で花火とかどうっすか?」
花火…か。
先月海でやったときも楽しそうだったもんなぁ。
「よしっ!それに決めた。ナイスアイデアだよ。お礼にアイスおごるよ。」
「おっ…いいんすか~?」
風呂を出た俺達は、売店でアイスと花火を買って部屋へ向かった。