先生とアタシの接点
達弥に相談して良かった…。
香織は期待通りに喜んでくれた。
香織が花火好きなのは知ってたけど喜んでくれるか…は不安だった。
だから喜んでる香織を見てたら俺も無性に嬉しくなった。
水を入れたバケツを片手に持って、香織と適当な場所に移動した。
香織は嬉しそうに花火を眺める。
「優人。いっぱいある…どれからやろう?」
「あぁ…残っても地元じゃできねぇからなぁ…。遅くなるかもしれねぇけど全部やるか?」
「そうだね。賛成~!」
俺は今どんなに眠くても起きてる。
花火が尽きるまで…。