先生とアタシの接点

部屋へ戻るまでの間、俺達の間に変な空気が流れた。


緊張に近いもの。



花火…ちょっと多かったなぁ。

でも香織が喜んでくれてるならいいか…。

あとはのんびり部屋戻って寝るだけだな?



口に出そうと香りをちらっと見ると、顔が少し固まっていた。


…ん?何か…考えてるのか?

二人きりだけど…話しかけないほうがいいか?

何だろう…。



もしかして、夜の事か?

もしそうなら、きっと篠原が何か言ったか?



仮にも俺は高校教師。

香織が卒業するまではキスだけにしなきゃいけねぇ。






< 230 / 267 >

この作品をシェア

pagetop