先生とアタシの接点
冷静に…ゆっくり深呼吸をして口を開いた。
「香織、明日はもう地元帰るんだな…。楽しかった?」
「うん!色んな所行けて楽しかったよ!絵理達とも一緒に遊べたし、花火大会も優人と一緒に見れて嬉しかったよ。連れてきてくれてありがとう。」
香織はニコッと微笑んだ。
良かった…。
「あぁ。それでさ…地元戻ったら、落ち着いたらお前の両親に挨拶したいんだ…。」
「挨拶?」
「うん。もうこうやって既に付き合ってるけど、一応挨拶はしたいんだ…。」
「でも…まだじーちゃん達にも話してない。ビックリしないかなぁ…?」
香織の顔が少し曇った。
「その時は俺も一緒にいるから。そろそろ話そう。…な?」
「うん、分かった。話す。優人ありがとう!」