先生とアタシの接点
香織は不安そうな面持ちだけど、俺も不安だ…。
唯一の頼みが香織のお祖母さん。
香織が熱を出して早退した日、お祖母さんに会った。
お祖母さんの顔には香織の幸せを願っていると書いてあるように見えた。
話したらビックリするかもしれない。
それでも俺にはいつまでも隠すような事は辛い。
バレるより、認められる可能性があるなら…
認められて香織の負担のような気持ちを少しでも軽くできるなら、その方がいい。
高校時代は青春だから。