先生とアタシの接点

俺の心は青く澄み切った。



そしてもう一つの話を切り出した。


「香織…、それともう一つ話したい事があるんだけど…」

「話したい事?」


香織は少し驚いた顔をして、布団の上に足を崩して座った。


「その……香織は俺が初めての彼氏だって言っただろ?」

「うん。」

「だからまだエッチな事は未経験だろ?もしかしたら昨日、今日はその事を考えたりしたかもしれないけど、俺は教師でもあるし、まだ香織のお祖父さんお祖母さんにも話してない。香織も高校生だ。だから、卒業するまで俺はそういう事はしないつもりでいる。もし…何か期待してたらごめんな。」

「ううん。絵里と話してるとそういう話にもなったりして、変に意識してた。だから話してくれてすごく救われたよ。話してくれてありがとう。」


「あぁ。じゃ…手でも繋いで寝るか?」

「手?」

香織がキョトンとした顔になった。


「うん…嫌だった?」

「嫌も何も初めてだから…ちょっと恥ずかしいかなって」


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