先生とアタシの接点

「それでは…皆さん、おはようございます。
風間先生ですが、一昨日新潟に住むお父様が入院された為、急遽ご実家に向かわれました。ただ、お父様の病状がよろしく無いとの事で突然ではありますが、退職のお申し出があり、校長先生ともお話いただいたのですがそのまま退職される事になりました。
担任は副担任の遠山先生に引き継いでいただきます。また、風間先生が担当されていた
社会科については臨時で新しい先生になりますので、仲良くしてくださいね。」


え~~!?

…そんな事、優人からも聞いてないよ……。



……優人が…担任???

嬉しいけど素直に喜べないよ…。



それからしばらくの間、誰が何を話していたのか分からない。

一つだけ言えるのは、あの誰かが遠ざかって行く夢は風間先生だろうという事。



もう夢が現実になる事なんて無いと思ってたのに…。


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