先生とアタシの接点

「体育祭の種目、絵里と違うやつになったでしょ?だから帰り別々なの。」


「そうだったな…。バイト無い日はどうしてるんだ?」


「あ…明日がそのバイト無い日なの。佐伯君もバイト無いみたいだからおっかけられないように帰ろうと思ってるんだけど…。」


「追っかける?」


そうだよね。

まだ話してなかったんだ。



「うん。この前、バイト帰りに家の近くまで送ってもらったの。アタシは一人で帰りたかったんだけど、暗いから断れなくて…」


「い…家まで?」


「ううん、家の近くまで。家は知られたくないから近くで別れたんだ。でも近くまで知ってるから…」


自意識過剰かな…アタシ。
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