先生とアタシの接点
「おいっ!!か…山根!?」
ん…
今『か』って聞こえたような…
目を開けると、見覚えのある天井が映った。
え?
「大丈夫か?借り物競争ゴールした途端に倒れたんだ…覚えてるか?」
優人……??
ゆっくり声のする方を向くと、心配そうな顔でこっちを見ている優人がいた。
他にも誰かいるよね??
「先生…今何時ですか??」
「今は……あと5分で二時だな。俺今日は遅くまで仕事だから送ってやれないんだ…。
自宅の方に電話しておくから今日は安静だぞ?」
「…はい…」