先生とアタシの接点
優人が片手でチャリを曳いてるからゆっくりめに歩いた。
だけど、バイト先のお店と距離が無いからすぐ着いた。
チャリを置いて一番近い大通りに出ると、ものの数分でタクシーがきた。
優人が一歩前に出て停めてくれたけど、そういう姿がまたカッコイイ。
優人はやっぱりモテるのかな…?
会社ではきっと女のコと話したりするんだろうな…。
付き合えるってだけで満足なハズなのに、アタシは欲張りになってた。
仕事だからスーツ…だよね。
スーツ着たらどれくらい『カッコイイ』って連発しちゃうかな…?
そのうち見れるといいな。…妄想は止まらない。
気が付くと、タクシーの後部座席で優人と手を繋いでた。
繋いだ手を見るだけでドキドキする。
「…りる…は…?」
「香織、聞いてる?降りる場所は?」
運転手さんに代わって優人がアタシに降りる場所を尋ねてる。
「あっ…ごめん。山園小学校でお願いします。」
「かしこまりました。」
怒ってるであろう優人の顔が見れなくて、さりげなく運転手さんに直接言った。
だけど、バイト先のお店と距離が無いからすぐ着いた。
チャリを置いて一番近い大通りに出ると、ものの数分でタクシーがきた。
優人が一歩前に出て停めてくれたけど、そういう姿がまたカッコイイ。
優人はやっぱりモテるのかな…?
会社ではきっと女のコと話したりするんだろうな…。
付き合えるってだけで満足なハズなのに、アタシは欲張りになってた。
仕事だからスーツ…だよね。
スーツ着たらどれくらい『カッコイイ』って連発しちゃうかな…?
そのうち見れるといいな。…妄想は止まらない。
気が付くと、タクシーの後部座席で優人と手を繋いでた。
繋いだ手を見るだけでドキドキする。
「…りる…は…?」
「香織、聞いてる?降りる場所は?」
運転手さんに代わって優人がアタシに降りる場所を尋ねてる。
「あっ…ごめん。山園小学校でお願いします。」
「かしこまりました。」
怒ってるであろう優人の顔が見れなくて、さりげなく運転手さんに直接言った。