先生とアタシの接点
あ~っ…頭痛いし気持ち悪い…
…着替えなきゃ…
着替え…教室だ…。
なんとか手すりにつかまって立った。
…歩けない。無理。
立ち往生した挙句の果てに、再びベッドに腰を下ろした。
しばらくして、絵里が荷物を持ってきてくれて、着替えさせてくれた。
「着替えすらまともにできないんじゃ…歩けるわけないわね。」
村田先生が一人納得している。
「そういえば送ってくれる先生は…」
「あ、そのうち来るわよ。先に車動かしてるから…」
…まだかな~?
『そのうち』って言われてからもう30秒も経ってるよ…。