白兎物語
ゴランは何かに気付き驚きの声を上げた。その声にウサ美とウサ太郎もゴランの見ている方向へ目線を向けた。

ウサ美「あっ!」

見るとあの4匹が起き上がろうとしていた。

赤ウサJr.「イテテ…ったくどうなってんだ?」

ラビィ「…ん?何?どうしたのかしらアタシ…」

バジャール「オレ…生きてる…のか?」

ウサ吉「…う〜ん、…あっ!…ひ…姫!」

生き返った4匹に近づくウサ美たち。

ウサ美「よお、よく寝てたなお前たち。」

ゴラン「皆さんお帰りなさい。」

ウサ太郎「やっと生き返ったか。」

みんなの顔にいつも通りの笑みが戻る。
その後、みんなで生き返った事をしばらく喜び合い、ウサ美たちはウサ吉たちにこれまでのいきさつを話して聞かせた。

ウサ吉「そうか、もうすべて終わったんだな。本当に良かった。」

バジャール「みんな、敵を討ってくれてありがとう。礼を言うよ。」

ラビィ「助かったのは良かったけど、全身汚れて服もボロボロ…。新しいの買わなくっちゃ。」

赤ウサJr.「まあ、俺様の活躍は大きかったよな。みんな感謝しろよ。」

などとみんな思い思いの言葉で喜びを表現していた。

ウサ吉「それで…目的も果たしたし、これからどうします?」
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