白兎物語
ウサ吉「さあ、質問に答えて下さい。でないとDS返しませんよ。」
老婆「わかったわかった。ちょっとからかっただけじゃろうが、本気で怒りよってからに。」
文句を言いながらも老婆は質問に答えてくれた。
なんでも魔王ウサ太郎は少し前から気配がほとんど消えてしまい、正確な位置を知る事が難しいとの事だった。
ウサ吉「謎の老婆でもわからないなんて、一体どこにいるんだウサ太郎!…それでは、姫の記憶を元に戻す方法はどうですか?」
ウサ美「教えて下さいお婆さん。」
心配そうな2匹をよそに老婆は笑みを浮かべて言う。
老婆「ワシの知るかぎりでは記憶を取り戻すには青バラの種が必要じゃ。20年に1度しか種はならんが、その種を食べるとたちどころに失った記憶が元に戻るはずじゃ。」
ウサ吉「青バラの種?聞いた事が無いが…」
老婆「知らんのも当然じゃ。大昔にはどこにでもあったそうじゃが、今はもうこの世に1本しか残っていないからの。この前種をつけたのは20年前の事になるかのう。だからそろそろ種が採れる頃じゃろうて。」
ウサ吉「この世に1本…。そんな貴重なバラの種は、さぞや手に入れるのが難しいだろうな…」
ウサ美「ええ、すぐ近くには無いでしょうし…」
暗い顔の2匹を見ながら老婆が言った。
老婆「そのこの世に1本しか無い青バラをワシが持っていると言ったらどうするね?」
ウサ吉・ウサ美「!!!」
意表をつく老婆の言葉に2匹はただ驚くばかりであった。
老婆「わかったわかった。ちょっとからかっただけじゃろうが、本気で怒りよってからに。」
文句を言いながらも老婆は質問に答えてくれた。
なんでも魔王ウサ太郎は少し前から気配がほとんど消えてしまい、正確な位置を知る事が難しいとの事だった。
ウサ吉「謎の老婆でもわからないなんて、一体どこにいるんだウサ太郎!…それでは、姫の記憶を元に戻す方法はどうですか?」
ウサ美「教えて下さいお婆さん。」
心配そうな2匹をよそに老婆は笑みを浮かべて言う。
老婆「ワシの知るかぎりでは記憶を取り戻すには青バラの種が必要じゃ。20年に1度しか種はならんが、その種を食べるとたちどころに失った記憶が元に戻るはずじゃ。」
ウサ吉「青バラの種?聞いた事が無いが…」
老婆「知らんのも当然じゃ。大昔にはどこにでもあったそうじゃが、今はもうこの世に1本しか残っていないからの。この前種をつけたのは20年前の事になるかのう。だからそろそろ種が採れる頃じゃろうて。」
ウサ吉「この世に1本…。そんな貴重なバラの種は、さぞや手に入れるのが難しいだろうな…」
ウサ美「ええ、すぐ近くには無いでしょうし…」
暗い顔の2匹を見ながら老婆が言った。
老婆「そのこの世に1本しか無い青バラをワシが持っていると言ったらどうするね?」
ウサ吉・ウサ美「!!!」
意表をつく老婆の言葉に2匹はただ驚くばかりであった。