白兎物語
来訪者
ウサ美の記憶を取り戻すために必要な物は青バラの種だった。
世界に1本しか無いその貴重な青バラをなんと老婆が持っていると言う。
ウサ吉「本当に青バラをあなたが持ってらっしゃるんですか?」
驚いた表情で尋ねるウサ吉。
老婆「そうじゃ。嘘を言っても仕方あるまい。」
ウサ吉「いや、でもこういう物語ではそんな大事な物はどこかの山奥の竜が守っているとか、秘密の暗号を解かないと手に入らないとか、そういうのがセオリーじゃないんですか?」
ウサ美「そうね。その方が手に入れた時の感動が大きいですものね。」
困惑した2匹が訳のわからない事を口走る。
老婆「知らんわ。きっとこれを書いている作者にそんなストーリーを考えつく能力が無いだけじゃろうて。そのおかげで簡単に青バラの種が手に入るのじゃから良かったじゃないか?それっ!」
そう言うと老婆は小さい何かをウサ吉の方に投げた。
ウサ吉は素早くそれをキャッチして見てみるとサファイアのような輝きを放つ植物の種だった。
ウサ美「それって…」
老婆「今朝がた20年ぶりに取れた青バラの種じゃ。ワシが持っていても使い道がないからの、持っていくがいい。ただしDSは置いて行けよ。」
老婆はそう言って微笑みながら2匹にウインクをした。
ウサ吉「ありがとうございます。姫!これで記憶が元に戻りますね!」
ウサ美「ええ、うれしい。お婆さん、ありがとう。」
そう言ってウサ美は老婆に深々と頭を下げた。
老婆「よいよい。それより早くその種を食べて記憶を取り戻すがよい。」
ウサ美「はいっ!」
ウサ美はウサ吉から青バラの種を受け取り眺めながら、
ウサ美「キレイ…。これを食べれば記憶が戻るのね。」
そう言って食べようとした時、
コンコンッ!
世界に1本しか無いその貴重な青バラをなんと老婆が持っていると言う。
ウサ吉「本当に青バラをあなたが持ってらっしゃるんですか?」
驚いた表情で尋ねるウサ吉。
老婆「そうじゃ。嘘を言っても仕方あるまい。」
ウサ吉「いや、でもこういう物語ではそんな大事な物はどこかの山奥の竜が守っているとか、秘密の暗号を解かないと手に入らないとか、そういうのがセオリーじゃないんですか?」
ウサ美「そうね。その方が手に入れた時の感動が大きいですものね。」
困惑した2匹が訳のわからない事を口走る。
老婆「知らんわ。きっとこれを書いている作者にそんなストーリーを考えつく能力が無いだけじゃろうて。そのおかげで簡単に青バラの種が手に入るのじゃから良かったじゃないか?それっ!」
そう言うと老婆は小さい何かをウサ吉の方に投げた。
ウサ吉は素早くそれをキャッチして見てみるとサファイアのような輝きを放つ植物の種だった。
ウサ美「それって…」
老婆「今朝がた20年ぶりに取れた青バラの種じゃ。ワシが持っていても使い道がないからの、持っていくがいい。ただしDSは置いて行けよ。」
老婆はそう言って微笑みながら2匹にウインクをした。
ウサ吉「ありがとうございます。姫!これで記憶が元に戻りますね!」
ウサ美「ええ、うれしい。お婆さん、ありがとう。」
そう言ってウサ美は老婆に深々と頭を下げた。
老婆「よいよい。それより早くその種を食べて記憶を取り戻すがよい。」
ウサ美「はいっ!」
ウサ美はウサ吉から青バラの種を受け取り眺めながら、
ウサ美「キレイ…。これを食べれば記憶が戻るのね。」
そう言って食べようとした時、
コンコンッ!