白兎物語
赤き戦士の実力
落とし穴に落ちた2匹の頭上から突如聞こえた謎の声。
ウサ美とウサ吉は声の主を確かめようと薄暗い頭上に目を向けた。
ウサ美「おいウサ吉、誰だよあれ?敵か?」
ウサ吉「いや、敵ならば何も言わずに襲ってくるはずです。それにあの声には聞き覚えがあります。あれは確か…」
そうウサ吉が言いかけた時、また頭上から声がした。
「ウサ吉。お前が付いていながら何だ?このザマは!待ってろ、それっ!」
そう言うと真っ赤なマントを身にまとったウサギが鮮やかに空中回転を決めながら落とし穴の底まで降りてきて、目の前にフワリと着地した。
ウサ吉「…やはりお前か、赤ウサ!」
赤ウサ「久しぶりだなウサ吉。ケガはないかい?お姫様。」
ぱっと見ホスト風の赤ウサはそう言いながら前髪をかきあげウサ美に向かってウインクした。
ウサ美「うわぁキモッ!おいウサ吉見たか?コイツ絶対自分がカッコイイって思ってるぞ。ほら、あいつみたいだ、ラーメンがどうとか、つけ麺がどうとか言ってる奴いたろ?ウケる〜超ウケるんですけど!」
笑い転げるウサ美。
赤ウサ「…」
ウサ吉「姫!あの者は私と同様に姫様をお守りするべく王家から遣わされた守護兎四天王の一人、通称・疾風の赤ウサです。少しキザな所もありますが頼りになる奴です。」
ウサ美「アハハ…そ…そうなんだ…疾風の…ププッ!ヨロシクな…赤ウサ…ククッ」
必死に笑いをこらえながらそう言うウサ美。
赤ウサ「コホン。…とりあえずオレが来たからもう大丈夫だ。さあここから脱出するぞ。」
ウサ吉「よし。さあ姫、いつまでも笑ってないで脱出しますよ。」
やっと笑いがおさまったウサ美。
ウサ美「わかった。…でどうやってここから脱出するんだ?」
赤ウサ「心配ないぜ姫。脱出用のロープをちゃんと用意してきたからな。」
ウサ吉「さすがは赤ウサ。で、そのロープは?」
赤ウサ「………」
ウサ美とウサ吉は声の主を確かめようと薄暗い頭上に目を向けた。
ウサ美「おいウサ吉、誰だよあれ?敵か?」
ウサ吉「いや、敵ならば何も言わずに襲ってくるはずです。それにあの声には聞き覚えがあります。あれは確か…」
そうウサ吉が言いかけた時、また頭上から声がした。
「ウサ吉。お前が付いていながら何だ?このザマは!待ってろ、それっ!」
そう言うと真っ赤なマントを身にまとったウサギが鮮やかに空中回転を決めながら落とし穴の底まで降りてきて、目の前にフワリと着地した。
ウサ吉「…やはりお前か、赤ウサ!」
赤ウサ「久しぶりだなウサ吉。ケガはないかい?お姫様。」
ぱっと見ホスト風の赤ウサはそう言いながら前髪をかきあげウサ美に向かってウインクした。
ウサ美「うわぁキモッ!おいウサ吉見たか?コイツ絶対自分がカッコイイって思ってるぞ。ほら、あいつみたいだ、ラーメンがどうとか、つけ麺がどうとか言ってる奴いたろ?ウケる〜超ウケるんですけど!」
笑い転げるウサ美。
赤ウサ「…」
ウサ吉「姫!あの者は私と同様に姫様をお守りするべく王家から遣わされた守護兎四天王の一人、通称・疾風の赤ウサです。少しキザな所もありますが頼りになる奴です。」
ウサ美「アハハ…そ…そうなんだ…疾風の…ププッ!ヨロシクな…赤ウサ…ククッ」
必死に笑いをこらえながらそう言うウサ美。
赤ウサ「コホン。…とりあえずオレが来たからもう大丈夫だ。さあここから脱出するぞ。」
ウサ吉「よし。さあ姫、いつまでも笑ってないで脱出しますよ。」
やっと笑いがおさまったウサ美。
ウサ美「わかった。…でどうやってここから脱出するんだ?」
赤ウサ「心配ないぜ姫。脱出用のロープをちゃんと用意してきたからな。」
ウサ吉「さすがは赤ウサ。で、そのロープは?」
赤ウサ「………」