白兎物語
このあとウサ太郎はラビィに危うく首の骨を折られかけたが大事には至らず、涙を流しながら家にパスポートを取りに帰ったという。
結局2匹はその日の便には間に合わず次の日の飛行機でジパングへと旅だった。
そしてウサ美たち一行も老婆の元を去る時がきていた。
赤ウサJr.「じゃあな婆さん。いろいろあったけど、いろいろ世話んなったな。」
ウサ吉「ありがとうございました、この恩は忘れません。」
ウサ美「家はボロいけどメシは美味かったぜ。長生きしろよ婆さん。」
それぞれに礼を言われた老婆は3匹を見ながら、
老婆「こちらこそなかなか楽しかったわい。これから先、様々な試練が待ち受けていると思うが、力を合わせて頑張るのじゃぞ。」
そう言うと老婆は山を下る3匹をいつまでも見送っていた。
だいぶふもとまで下った頃、ウサ美が真面目な顔でポツリとつぶやいた。
ウサ美「いいお婆さんだったな。結局手掛かりはたいして見つからなかったけど、それ以上に大切な何かを手に入れたような気がするよ。」
それを聞いていたウサ吉は心の中でこう思っていた。
ウサ吉(姫、立派になられて…。また1つ成長されたようですね。)
その頃、3匹を送り出した老婆は部屋に戻ってからある重大な事に気づいていた。
老婆「あの女………DS持っていきやがった!」
山を下るウサ美の笑顔の本当の意味を知っているのは、この時まだ老婆ただ1人であった。
結局2匹はその日の便には間に合わず次の日の飛行機でジパングへと旅だった。
そしてウサ美たち一行も老婆の元を去る時がきていた。
赤ウサJr.「じゃあな婆さん。いろいろあったけど、いろいろ世話んなったな。」
ウサ吉「ありがとうございました、この恩は忘れません。」
ウサ美「家はボロいけどメシは美味かったぜ。長生きしろよ婆さん。」
それぞれに礼を言われた老婆は3匹を見ながら、
老婆「こちらこそなかなか楽しかったわい。これから先、様々な試練が待ち受けていると思うが、力を合わせて頑張るのじゃぞ。」
そう言うと老婆は山を下る3匹をいつまでも見送っていた。
だいぶふもとまで下った頃、ウサ美が真面目な顔でポツリとつぶやいた。
ウサ美「いいお婆さんだったな。結局手掛かりはたいして見つからなかったけど、それ以上に大切な何かを手に入れたような気がするよ。」
それを聞いていたウサ吉は心の中でこう思っていた。
ウサ吉(姫、立派になられて…。また1つ成長されたようですね。)
その頃、3匹を送り出した老婆は部屋に戻ってからある重大な事に気づいていた。
老婆「あの女………DS持っていきやがった!」
山を下るウサ美の笑顔の本当の意味を知っているのは、この時まだ老婆ただ1人であった。