白兎物語
仕組まれたハプニング
飛行機で無事にスノーガーデン王国についたウサ美たち一行。一緒にいたはずのウサ太郎たちは到着後いつの間にか姿を消していた。ウサ美たちは空港のラウンジで今後の事について話し合っていた。
ウサ吉「………と言う訳で、狼族のいる北の洞窟の近くの町まで電車で移動して、そこで情報を集める事にしましょう。」
地図を指差しながらいつもながら冷静な口調で話すウサ吉。
ウサ美「飛行機の次は電車か…、移動ばっかりだな。まぁ、いいけど。」
いつものようにめんどくさげなウサ美。
赤ウサJr.「じゃあ早く行こうぜ。その町で美味い物でも食おう!」
すっかり観光気分のJr.。
3匹はとりあえず電車に乗るため空港の入口を出ようとすると、ボロボロのマントを羽織った老人が近づいてきた。
老人「昨日から何も食ってないんじゃ、何かお恵みを…」
そう言ってしわしわの手を差し出す老人。
赤ウサJr.「うわっ!汚ねぇじいさんだな。ほら、これやるから向こうへ行きな。」
そう言って100円玉を渡そうとするJr.。
それを見ていたウサ美が、
ウサ美「バカ!それっぽっちでお腹一杯食べられる訳ないだろ!」
そう言って老人に自分のポケットからお札を取り出して渡し、
ウサ美「少ないけど、これで何か買って食べてね。」
と優しく言った。
老人「なんと優しお人じゃ。あなたに神のご加護があらんことを…。」
老人はそう言って祈りを捧げながら去っていった。
赤ウサJr.「ひ…姫?何か悪い物でも食ったんじゃねーか?こんな優しい姫見た事ねーぜ。」
ウサ美「人聞きの悪い事言うなJr.。何、飛行機の中で読んだ雑誌の占いに書いてあったんだよ。他人に優しくすると運勢UPって。1000円で運が上がるんなら安いもんだぜ。アハハ。」
上機嫌で笑うウサ美。
ウサ吉「………と言う訳で、狼族のいる北の洞窟の近くの町まで電車で移動して、そこで情報を集める事にしましょう。」
地図を指差しながらいつもながら冷静な口調で話すウサ吉。
ウサ美「飛行機の次は電車か…、移動ばっかりだな。まぁ、いいけど。」
いつものようにめんどくさげなウサ美。
赤ウサJr.「じゃあ早く行こうぜ。その町で美味い物でも食おう!」
すっかり観光気分のJr.。
3匹はとりあえず電車に乗るため空港の入口を出ようとすると、ボロボロのマントを羽織った老人が近づいてきた。
老人「昨日から何も食ってないんじゃ、何かお恵みを…」
そう言ってしわしわの手を差し出す老人。
赤ウサJr.「うわっ!汚ねぇじいさんだな。ほら、これやるから向こうへ行きな。」
そう言って100円玉を渡そうとするJr.。
それを見ていたウサ美が、
ウサ美「バカ!それっぽっちでお腹一杯食べられる訳ないだろ!」
そう言って老人に自分のポケットからお札を取り出して渡し、
ウサ美「少ないけど、これで何か買って食べてね。」
と優しく言った。
老人「なんと優しお人じゃ。あなたに神のご加護があらんことを…。」
老人はそう言って祈りを捧げながら去っていった。
赤ウサJr.「ひ…姫?何か悪い物でも食ったんじゃねーか?こんな優しい姫見た事ねーぜ。」
ウサ美「人聞きの悪い事言うなJr.。何、飛行機の中で読んだ雑誌の占いに書いてあったんだよ。他人に優しくすると運勢UPって。1000円で運が上がるんなら安いもんだぜ。アハハ。」
上機嫌で笑うウサ美。