白兎物語
見ると飛行機をハイジャックしようとしてウサ吉たちに取り押さえられたはずのリーマンブラザーズが叫んでいた。

ウサ美「なんであいつらがここに?おいお前ら、…やれ!」

ウサ吉「了解!」

赤ウサJr.「任せときな!」

戦闘は一瞬で終わり、あわれリーマンブラザーズはまたしてもウサ吉達にあっという間に取り押さえられた。

ウサ美「またお前らか〜!ウサ吉、Jr.!押さえてろよ。ボコボコにしてやる。」

指をポキポキと鳴らしながらリーマンブラザーズに近づくウサ美。

リーマン兄「ちょっと待ってくれ!俺達は頼まれただけなんだ。」

リーマン弟「だけなんだ。」

ウサ美「頼まれただぁ?誰に頼まれたんだ?」

さらに指を鳴らし近づくウサ美。

リーマン兄「知らない男だ。1万円やるからこの電車に爆弾を仕掛けて騒ぎを起こせって言われたんだ。」

リーマン弟「言われたんだ。」

リーマン兄「おい弟よ!今は兄ちゃんが話してるんだ。いちいち繰り返さなくていい!」

リーマン弟「兄ちゃん、ゴメン、オレ、もう、いちいち、繰り返さない。」

それを聞いていたウサ吉が、

ウサ吉「ちょっと待ってくれ。すると爆弾を仕掛けたのは本当なんだな?」

リーマン兄「ああ本当だ。その男から爆弾を受け取ってオレ達が仕掛けたんだ。案内するよ、こっちだ。」
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