白兎物語
とりあえず3匹はお腹が空いていたので近くのファミレスで晩御飯を食べながら今後の計画を立てる事にした。

ウサ吉「まずは魔王の居場所を見つけなければなりません。明日からは情報収集がメインになるかと思います」

赤ウサ「四天王の残りの2名もすでに動いてるらしいぜ。そのうち何か知らせてくるかもな」

ハンバーグをがつがつと食べながら話を聞いているウサ美。

ウサ美「ウメェなこのハンバーグ!バカだなぁ、お前達も頼めば良かったのに。ウサ吉、このニンジンやるよ。嫌いなんだ。赤ウサ!お前ドリンクバーでコーラ取ってこい。いやぁマジうめぇ!」

ウサ吉・赤ウサ「…」

ウサ美「返事は!」

ウサ吉・赤ウサ「はい!!」

もはや完全に四天王の2匹をアゴで使う恐るべきウサ美。しかしこの時、ウサ吉の中に姫に対して淡い恋心が生まれていたことを当の本人もまだ気づいていなかった…。
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