白兎物語
戦力の差
翌朝宿屋を後にした一行はバジャールの案内により狼族が住むという北の洞窟のすぐ近くまで来ていた。
バジャール「あれが奴らがいる洞窟だ。みんな見つからないように注意しろよ。」
岩影に身を潜めて洞窟の方を指さして説明するバジャール。
赤ウサJr.「正面から行ったらすぐ見つかっちまうな…。」
ウサ吉「中がどうなってるのかもわからないし、うかつに近づけないな。姫、何かいい考えはありませんか?」
そう言ってウサ美の方に振り返るウサ吉。次いでその答えを聞こうとJr.とバジャールも振り向いた。
ウサ美「あ〜頭痛ぇ!!完全に二日酔いだよ…。いつ酒飲んだんだろ?昨日の事何も覚えてねぇや。誰か薬持ってないか?」
地面に座り岩に寄り掛かりながら二日酔いのため人の話など全く聞いていないウサ美。
3匹『………』
呆れて言葉を失う3匹。
するとバジャールがポケットから小さなガラス製のビンをウサ美に投げてよこした。その中には粉末のような物がたくさん入っていた。
バジャール「それを飲むといい、頭痛はすぐに治るはずだ。ただ飲み過ぎるとどこかの国の大臣みたいにヘロヘロになるから注意しろよ。」
ウサ美「おお、サンキュー!!」
そのあと薬を飲んでしばらく様子をみると頭痛はすっかり治ったようだった。
ウサ美「よーし!体調も戻ったし、行くぞ!お前らついてこい!」
そう言うとウサ美は何を思ったか洞窟の方にずかずかと歩いて行った。
バジャール「あれが奴らがいる洞窟だ。みんな見つからないように注意しろよ。」
岩影に身を潜めて洞窟の方を指さして説明するバジャール。
赤ウサJr.「正面から行ったらすぐ見つかっちまうな…。」
ウサ吉「中がどうなってるのかもわからないし、うかつに近づけないな。姫、何かいい考えはありませんか?」
そう言ってウサ美の方に振り返るウサ吉。次いでその答えを聞こうとJr.とバジャールも振り向いた。
ウサ美「あ〜頭痛ぇ!!完全に二日酔いだよ…。いつ酒飲んだんだろ?昨日の事何も覚えてねぇや。誰か薬持ってないか?」
地面に座り岩に寄り掛かりながら二日酔いのため人の話など全く聞いていないウサ美。
3匹『………』
呆れて言葉を失う3匹。
するとバジャールがポケットから小さなガラス製のビンをウサ美に投げてよこした。その中には粉末のような物がたくさん入っていた。
バジャール「それを飲むといい、頭痛はすぐに治るはずだ。ただ飲み過ぎるとどこかの国の大臣みたいにヘロヘロになるから注意しろよ。」
ウサ美「おお、サンキュー!!」
そのあと薬を飲んでしばらく様子をみると頭痛はすっかり治ったようだった。
ウサ美「よーし!体調も戻ったし、行くぞ!お前らついてこい!」
そう言うとウサ美は何を思ったか洞窟の方にずかずかと歩いて行った。