白兎物語
赤ウサJr.「うわっ!あのバカ!」

ウサ吉「何やってるんですか?見つかっちゃいますよ!」

バジャール「いかん!連れ戻すんだ!」

慌てて連れ戻そうとする3匹。

するとその騒ぎを聞き付け、洞窟の中から10匹ほどの武装した狼たちが出てきて、

狼の兵士「何者だ?怪しい奴め、捕まえろ!」

そう言って4匹の元に向かってきた。

バジャール「マズイな…。奴らは手強いぞ。逃げるんだみんな!」

するとウサ吉が向かってくる敵の方へ進みでた。

バジャール「聞こえなかったのか?逃げるぞウサ吉!」

赤ウサJr.「落ち着けよバジ。まあ見てな、10匹くらいならオレの出る幕はないな。」

ウサ吉は素早く呪文を唱えると、空から強力な光が降り注いだ。すると向かってきた狼たちがバタバタと倒れていき、あっというまに全滅してしまった。

バジャール「凄い…。」

ウサ吉のあまりの強さに驚くバジャール。

ウサ美「心配すんなよバジ、こいつらかなり強いんだぜ。狼の10匹くらいへっちゃらだよ。1000匹くらいかかってこないとうちらは倒せないよ。」

自慢げにウサ美が話しているとJr.が何かに気づいたようだった。

赤ウサJr.「ヤバイな…囲まれちまったようだぜ。」

その言葉に他の3匹も辺りを見回すといつの間にか周囲を狼たちに囲まれてしまっていた。その数は軽く2000以上はいそうだった。

ウサ吉「クソッ!数が多すぎる!」
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