Darling
「拓海」

閉店時間になるとそーちゃんと二人で外に出していたバイクを片付ける。

「彼女とは上手くいってるの?
最近、連れて来ないけど」

僕はドキッ、とする。

真由ちゃんとは高校を卒業したら一緒に住む予定だから、今後の事を考えて時間の許せる限り、お店の手伝いをしてもらっていた。

けど、最近は例の写真の件で打ち合わせとか色々あるから来てない。

「う、うん、大丈夫だよ」

そう言って僕は微笑んだけど。

きっと上手く笑えていない。

そーちゃんの表情がそれを物語っていた。
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