Darling
「…それで真由ちゃんを?」

放課後、私と彼氏の拓海くんと吹田くんの3人は食堂にいた。

拓海くんは吹田くんのお願いを聞いて少しムカついているのがわかるくらい、表情が険しかった。

「もちろん、タダだなんて言わないよ!
撮ったもので良い出来の分はちゃんとプリントして渡すから」

「もちろん、僕にくれるよね?」

吹田くんは何度も頷く。

「じゃあ、いいよ」



拓海くん、勝手に言ってるけど、決めるのは私なんだよ?
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