BRACKxxx…


愛梨もそんな園長先生
に心を開いていた。


僕は施設でも孤立している愛梨の部屋に度々遊びに行ったり、食堂では一緒にご飯を食べたりしていた。


僕は愛梨と一緒に居ると自然に笑えるし、素を出せていた。


それは愛梨も同じだったみたいだ。


月日は流れ、僕と愛梨は同じ高校に進学した


僕は真っ黒だった髪を少し茶色に染め、指定の制服も少し着崩した。


愛梨も栗色の綺麗な髪を明るいミルクティー色に染め、制服のスカートを短くしていた。


前より少し大人になった僕達…

高校の入学式の前日。


2人は恋人になった。




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