BRACKxxx…
僕は焦るあまりに
近くにあった木の棒を踏んでしまった。
「あ、愛梨…」
愛梨は見つかった恥ずかしさからなのか僕の姿を見つけた瞬間目を大きく見開いてパッと俯いた。
愛梨の肩は小刻みに震えていた。
きっと愛梨は僕も愛梨と同じ気持ちとゆうことを知らないから不安なんだろう。
そんな愛梨を見て
僕は愛梨の方向に足を進めた。
段々と近付いてくる足音に気付いたのか、愛梨は顔をゆっくりと上げた。
その瞬間僕は愛梨を強く抱き締めた…
何が起こったのか分からないと言った様子で愛梨が
「慶…ちゃん?」
と戸惑うように小さく声を出した。
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