BRACKxxx…


暫く気持ちの悪い沈黙が続き、園長先生が来た。


「あら!おかえり2人とも!」


僕は男の方を見据えて


「この人は?」


と言った。

園長先生は持ってきたお茶をその男の前に置き、椅子に腰を下ろして口を開いた。


「言いにくいんだけどね…」


そう言って僕達の繋がれた手を見つめて言った。



「この方は、愛梨ちゃんを引き取りたいって言ってくれてる方なの…」




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