kiss or xxx
一時間目の授業が終わりに近づいた時に教室の扉が開いた。
―シーン…―
あれ…?
あんなイケメンこのクラスに居たっけ…?
「ねぇ、知華?
あの人誰…!?」
「あ、後で言うから…」
知華は焦ったように言った
「え?う、うん…」
小さな声で喋ったつもりがシーンとした教室では無意味だったようで今入って来た人にギロッと睨まれた。
愛莉の回りはサッと目を伏せた
…だが愛莉はその男子に目が離せなかった
なんか怖いけど…
寂しそうな目をしてる。
その男子はフッと笑うと愛莉の席の前に立った
「俺のこと知らない?」
「う、うん…」
「じゃあ教えてやるよ。
同じクラスの江戸川 遼。
よろしくな?」