kiss or xxx
「…な、なんか言ってよ…」
「…うまいじゃね?」
愛莉の顔がパッと明るくなった。
「でしょー♪」
愛莉ってしっかりしてそうだけど結構単純だな…
ま、おもしろくていいけど。
二人は食事済ませてまた車に乗った。
「あの…本当にありがとう。」
「まだ会計のこと言ってんのかよ?
別にいいから。」
実はさっき遼が愛莉の食事代まで払ってくれたのだ。
「ありがとう。
で、どこ行くのー?」
「さぁー♪」
「さぁーって…
まさか特に決まってないの?」
「いや。
着くまでのお楽しみ。
ま、メインは夜だけどな。」