kiss or xxx
「あ……っ……!?」
愛莉は車から降りた瞬間驚きの声を上げた。
「………」
「残念だけどトイレはねぇぞ?
俺しか知らない穴場だからな。」
「キレイ…」
さっきまで薄暗かったのに辺りはもう真っ暗になって、愛莉達が居る場所からは町の明かりが綺麗に輝いて見えた。
「どうだ?いいだろ?」
「うん。
とってもキレイ―…」
「今日晴れだからラッキーだったぜ?」
「そうだね。」
「前のもだけど上も見てみ?」
「上…?
わぁ~…星が…」
「な、凄いだろ♪」
得意気に言う遼を愛莉はちらりと見た。
遼もにっこり笑ながら掴めそうなぐらい近くに見える星を眺めていた。