kiss or xxx



「俺は俺なんだから当たり前だろ。」



まぁ…確かにね。



「で?返事は?」



「あたしも好き。」



遼は愛莉をさっきよりもギュッっと抱きしめた。
愛莉も遼をギュッっと抱きしめた



「離せっていっても、もう離してなんかやらねーからな。」



「それはあたしも。
惚れさせたんだから、最後まで面倒見てもらうからね?」



「望むところだ。任せろ。」



二人はプッっと笑った。



そして二人の距離が縮まりゆっくりと唇が重なった。
今度は触れるだけの優しいキスだった。…―



それからまた星を見てから、家へと帰った。



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