~深紅~


あの日


深紅とNo.2の欄間と


トップ争いがあったんだ。


欄間は、勝利の為なら手段を選ばない卑怯な奴の集まりだった。


あたしは、周りの奴らに気を取られてて気づかなかった。


まさかあたしに刃物を持って走って来る奴がいた事なんて。


それに気づいた雅樹さんがあたしをかばって刺されたんだ。



意識が無くなる前に雅樹さんは、あの日に言った事。魔法の言葉を言っていた。



『小紅。お前は、紅姫だ。
意味の無い喧嘩などするな。
お前の力は、仲間の為につ・・・か・・・・ぇ。』


そう言って息を引き取った。


それからあたしは、


欄間を潰した。


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