~深紅~
深紅
出会い。
雅樹さんとあたしの出会い。
それわあたしに取って運命だった。
あたしは、毎日のようにただただ男数人相手に喧嘩をしていた。
あの日もそうだった。
あたしは喧嘩をする時必ずパーカーのフードを被っていた。
動かない男に最後の一撃を喰らわせようとした。
その時腕を上げた途端に誰かに掴まれた。
フードを被ったまま後ろを振り向いた。
あたしの腕を掴んだのが雅樹さんだった。
小「誰だてめぇ。じゃますんな。それともあんたが相「「「なぁ。あんた。」
小「なんだよ、じゃますんな。さっさと言え。」
雅「あんたの喧嘩にわちゃんと意味があるの?」
小「何訳のわかんない事言ってんだあんた。」
雅「早く答えてよ。」
小「ない。だから何?あんたに関係ないだろ。」
雅「だったよ。あんたのその力。
仲間のために
使ってみないか?」