~深紅~
それからさらに
1週間たった。
めったに鳴る事のない
インターホンがなった。
小(誰だ?)
覗き穴からそっと覗いてみた。
そこに見えたのわ
雅樹だった。
雅「小紅ちゃん。居留守は、失礼だよ。」
小(なんで名前知ってんだ?しかも家まで・・・)
雅「はやく開けて。」
あたしわしぶしぶドアを開けた。
小「なんの用だこんな事までして。」
雅「こないだの返事もらいに来ただけ。」
そう言って雅樹は、
フワッて笑顔で笑ってた。
小「その話ならあの日断ったはずだ。」
その言葉を聞いた雅樹は、周りに居た4人に席を外せた。
雅「なぁ。
小紅の過去に何があったか、なんて聞かない。
でも1人で全部背負わなくってもいいんじゃないか?
俺は、小紅の力になってあげたいんだよ。」
そう言って私の頭を撫でた。
でも私は、凄く嬉しかった。
だから、雅樹にだけは、言おうと思った。