~深紅~
小「なぁ。あたしの話聞いてくれないか?」
雅「もちろん。」
小「あれは、あたしがまだ、小学校3・4年生の時だった。
あたしは、極普通の周りとあまり変わらない幸せな家族だった。
けどある日親父が病気で死んだんだ。
何日かたって母親があたしに暴力を振るい始めたんだ。
その時言われたんだ。
あんたなんか産まなきゃよかった。
なんであんたじゃなくって晃なの。
って。それからもうひたすら真っ暗な世界だった。
母親わ男を作って1000万入った通帳とカードを置いて家を出ていった。」
雅「辛かっただろ。お前は、もう1人じゃない。俺が居る。」
小「あたしあんた達の仲間になりたい。
あたしを深紅に入れてくれないか。」
あたしはハッキリ自分の思いを伝えた。
雅「よかった。じゃあ今から、みんなの所に挨拶しに行こうか。」
あたしは雅樹のバイクの後ろに乗って深紅の溜まり場にむかった。