先生の青
今朝、先生の部屋で
「いい?
もうアイツらに
関わったらダメだよ」
二人で朝ごはんを食べながら
(メニューはカップヌードル)
私は先生に念をおした。
「先生が何したって
また襲われるのがオチだから」
先生はズルズル~って
麺をすすりながら
「へい、へい」
つまらなそうに うなずいてた
家に帰りたくない私は
学校に教科書を置いてあるし
先生の部屋から
真っ直ぐ登校した。
もちろん、先生とは
時間差をつけて
三島先生は朝 職員室で
顔の傷について
こってり追及されたけど
階段から落ちたで通した。
………バカなのだ。
そんな嘘 誰も信じない。
口を割らない三島先生を
少し泳がせる事にした
教頭先生は さすがである。
そうとは知らない三島先生
怪我の追及を
うまく逃れたと信じきって
昼休み、問題の生徒と
ケリをつけるため
呼び出したのだ。
生徒指導室で
押し問答してる所を
教頭先生に押さえられて
昼休みから今まで
散々、しぼられた後なんだ
おかげで6時間目の
美術は自習だった