俺様王子☆年下カレシ2
オレがサチさんに弄ばれてると、しばらくして二人が戻ってくる。


「もー。一歩お財布持ってるんだもん。私行かなくて良かったよぉ。ハイ、一歩のオゴリ」


姉ちゃんがオレとサチさんに紙パックを手渡す。


一歩…やっぱわざとオレとサチさんを残したんだな。


「ありがと、私ももらっていーの?」


サチさんが一歩にニコリと微笑む。


「どぉぞ」


ん…。美男美女。


一歩との方が、サチさんはお似合いだな。


サチさんをじっと見ていると、一歩に肩を叩かれる。


「んじゃ、行きますか。太久、オレのチーム入って来いよ。誰かと交代」


「おー」


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