俺様王子☆年下カレシ2
「あはは…本当ゴメン」


「ゴメンじゃなくて…。ねぇ、私の事好きなんでしょ?」


そ…そりゃ


大好きっスけど…


ヤバイぞ。これはヤバイ


サチさんが目を潤ませて、オレに近づいてくる


廊下の壁に追い詰められ、なおもジリジリとサチさんはその距離を縮める


彼女の手がオレの胸に触れた


そこだけ熱を帯びたように、熱くなる


息…止まりそう


ってか、息するの忘れてた


「はあっ」


たまりかねて息を吐き出すと、サチさんがオレを見上げて笑う


「フフっ、ちょっと苛め過ぎたかな?」


その笑顔にキューッとなって、何も考えず、思わず彼女を抱き締めた
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