俺様王子☆年下カレシ２

「…スキンシップ少ないから、不安だとか言わないでくれる？」


「太久…ちゃん？怒ってるの」


「怒ってんじゃないよ。…オレって、サチさんが今まで付き合ってきた奴とタイプも性格も違うよな？それは自分でもよく分かってる」


サチさんはオレの言葉を黙ったまま、じっと静かに聞いている


「だから、物足りないって思われてもしょうがないって思う」


「…そんな。そんな事ないよ？太久ちゃんには太久ちゃんだけのいい所があるし…」


サチさんは、オレが怒ったと思ってるのか、少し拗ねたように口を尖らす


「…サチさん」


「…」


「他の奴と同じペースじゃなくて、オレはオレなりのやり方で


…サチさんの事、本当に大切にしたいと思ってるから」


「…太久ちゃん」