俺様王子☆年下カレシ2
オレは彼女の柔らかい雰囲気や、ふんわりとしたその表情にいつも翻弄される。


毎日…本を読むどころじゃないんだ。







初めはオレの方が先に来ていた。


そこに現れフワリと笑った、彼女。


あまりに可愛くって、本を読む手は緊張で震えそうだった。…いや、実際震えてたのかも。


オレが本を閉じ彼女を見上げると、


『何読んでるの?ここ静かだから落ち着くよね』


『あ…まぁな』


『私ね、本読んだり池に浮かんでる鳥をぼーっと眺めたりするの好きなんだぁ。あ、もしかして…同じ?』


って言われ


何も考えず、とりあえずコクンと頷いた。


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