俺様王子☆年下カレシ2
…やっぱ昼に連れて来なくて良かった。


ほっと胸をなで下ろし、彼女に歩み寄る。




驚かせたら、ダメかなと思って、


後ろから、そっと近付いた。





「…っ」


彼女の細い肩は小刻みに揺れていた。


揺れると言うか、震えてる?





そう言えば、名前聞いてなかったんだ。


かける言葉が見つからず、その場に立ちすくむ。


すると、オレに気付いた彼女の方が顔を上げた。

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