俺様王子☆年下カレシ2
「ちょっと…な。あ、そーだ。オレ今日彼女のクラスに行って本返してくる。それから…しばらく昼休みに裏庭行かないわ」


「ふーん」


一歩は、何も聞かない。


コイツ勘が鋭いから、もう気づかれてるかもな。


「さて。職員室に作文提出してくるわ。もうとっくに、期限過ぎてっし」


「今さら、いつ出したって変わんねーよ。そんな急ぐなよ」


「わーってるケド。やっぱ出してくる」


早く、彼女の欠片をなくしたいっていうか、本も感想文もずっと手元に置いておきたくないんだ。


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