俺様王子☆年下カレシ2
「浜中、今回のチョイスはいいんじゃないか?まさかお前がこの本選ぶとはなぁー…」


先生は感心して、頷いている。


実は彼女に借りた本なんだけどな。…それは、黙っとこーか。


「そうっスか?はは、オレもやる時はやる…」


「チョイスはいいが…中身はさっぱりだな。誤字脱字だらけだし…ったく」


先生は苦笑して、オレの感想文を眺める。


「提出する事に意義ありっ。内容は勘弁してほし~」


「さっきの子も同じ本で書いてるんだけど…感じ方があまりに違うな。お前、大丈夫か?この本の真意を…全く読めてないな。

まぁそんなのを浜中に求めるのは無理だわなっ」


先生はガハハと笑い飛ばす。


…へ?


「どーゆう意味っスか!?」


先生に詰め寄る。



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