俺様王子☆年下カレシ2
「どーいうって、言ったままだよ」


そうじゃなくて…っ。


「この本でかなり前に感想文提出っ!?あの子昨日これ読んでたけど?」


「…は?」


彼女に借りた本を、制服から取り出す。


「これです」


「あぁ、間違いないな。…あの子から借りたのか?やるなぁお前も~」


先生はニヤニヤしてオレをつつく。


「借りたけど、そんなんじゃねーし。…くっそ」


先生に舌打ちして、職員室を後にする。








彼女、この本昨日初めて読んだわけじゃなかったんだな。


…でも、初めてみたいな事言ってたよな?




くそー。


わかんねえよっ。






昨日あっこで泣いてたのは…何のため?


昼間ならオレが来るってわかってるけど、


放課後は会える確率も低いよな?


じゃあ…


狙って泣いてたわけじゃないだろーし。







…なんなんだ?







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