戦国ライフ-もうひとつの空-


友人)「実はですね…時宗に君をかくまうよう言われておりまして…。」


「私を…ですか?」

友人)「ええ。私としては全然問題はないのですが、ただ…此処はご存知の通り城の配下であります故、そのままではお泊めする事が出来ませぬ。
なので、お恋殿には小姓として働いて頂きたいのです。」


「はい…雇用って事ですよね。でも小姓とは、一体どなたの…?」


無言の彼に、一瞬緊張が走る。


友人)「織田信長にです。」


「のぶなが?」


友人)「はい…つまり…」


使用人)「失礼致します。信長様、準備が整いました。」

友人)「――私でございます。」


え…

「ええぇえ~~ッ!?」




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