戦国ライフ-もうひとつの空-
忠平)「フン、そう胡座を(アグラ)をかいていられるのも、今のうちじゃ。」
忠平が合図を送る。
すると、奥から傷だらけの人影が。
「は、半蔵!」
半蔵)「時様、申し訳ございませぬ。」
家来に差し押さえられた半蔵の姿を前に、怒りに震えた俺は咄嗟に刀に指をかける。
忠平)「待て。かまわぬのか?お前が刀を抜けば、こやつの命はないぞ?」
く、くそ…!!
半蔵)「何をなさってるのですか?!私に構わずこやつらを!時様!!」
わかってる!わかってるけど!
忠平)「その物騒なモノを此方によこせ。」
「く…!!」
半蔵)「時様!」
ガシャ!
俺は奴の言うままに、刀を前に投げ捨てた。