戦国ライフ-もうひとつの空-



――――――――――…



俺は…死んだのか?


真っ暗で何も見えねぇ。


アイツらは、お恋達はどうなったンだ?




???)「こら!あんたいつまで寝てるの?!」


ボカ!


「い、イッテーー!!」

突如、頭に降ってきた痛みに、俺はガバッと目を覚ました。

母)「何度も声かけたのに、もう知らないわよ?!」


怒りの鉄拳をくらわせ、オカンは俺の部屋から撤退した。


なんだ、夢だったのか。

アイツが変な事言うから、見ちまったンだな。


たしか、時宗は助かってたよな。
半蔵が助け出したンだろう。

ただ、早川の姫は助からなかったって事だよな…。


「そりゃ…あれだけ傷が深かったらな…」


母)『ちょっと!まだ居るの?早く着替えておりてきなさい!』


「わかってるよ!」


俺の名前は、徳川時矢!

ご先祖、前世に導かれ、今、俺達は
繋がっている。



この空のもとで。





[完]











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