■年上彼氏様□
□涙■




嘘…だよね……



だって、今日…和沙は仕事だもん



震える手で携帯の番号を押した



プルル……プルル…



和沙は携帯を取り出した



隣りにいる女の人が話しかけてる



プッ……ツーツー…



……切られた……?



和沙は女の人にキスをした



………やめて



……和沙…



私が見たことない顔がたくさん



………悲しい



遊ばれてた?



………だよね、



こんな子供…相手にしないよね



私1人で浮かれてたんだ



「お前が一番だから」



偶然聞こえた和沙の言葉



………



「…っ……っく…」



和沙の一番は私じゃない…



好きじゃない私とクリスマスなんて過ごしたくないよね………



気がつくと私はひたすら走っていた



< 100 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop