■年上彼氏様□


街中にクリスマスのツリーや飾り



行為だけじゃ足りない女



だから、デート



時間潰し…



深夜…



俺は家に帰った



玄関には桜羽のブーツ



真っ暗の部屋



電気を付けてリビングに行く



「!!!??」



テーブルの上のグチャグチャの食器



生ゴミのゴミ箱が開いてる?



中に捨ててあったのは、ケーキ



しかも手作り



「桜羽…??」



何があったんだよ…



「桜羽!?」



がちゃっと桜羽の部屋のドアを開けた



「…入って…来ないで…ふっ……ぐず……」



俺は泣いてる桜羽を見たくない



桜羽の言葉を無視して、桜羽に近付く



「うぅ…っぐ……えっぐ…」



桜羽が何かを握り締めてる



?ラッピングされてる??



「どうした?」



「…出てってよぉっ…ひぐっ…」



桜羽?




■■■■■■■■■■



大好きな和沙…



嬉しいはずの和沙の声



でも、



今はヤダ



「桜羽?」



「出てってよ!!和沙っ、ヒドいよぉ……っ」



辛いの



こんな時に優しくしないでよ



ドンッ!



「きゃあ!」



和沙に押さえ付けられた



「ここは、俺の家なの…桜羽、まじどうした?」


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